担当教員Kirk Steven 教授1990年米国Massachusetts Institute of Technology言語学部哲学科卒業。2002年米国UniversityofWashington修士(英語教授法)取得、 2016年英国Universityof Nottinghamにて博士(応用言語学)取得。2012年東京大学教養学部特任講師、2017年日本医科大学外国語准教授を経て2023年日本医科大学外国語教授。 縦断型学習プログラムで一番印象に残っているのは、1年次の「医学実地演習1」です。術衣を着て間近で手術を見学したこと、看護業務を学んだこと、また多職種が連携して成り立つ病院の機能を、医師以外の幅広い視点から知ることができました。 初めて患者さんと接するという経験もしました。患者さんが実習生である私にかけてくださった言葉や、その手が温かかったことは、ずっと忘れることはないと思います。医師は病気を治すだけではなく、病気と向き合う患者さんの不安や苦しみを理解することに力を注ぐ大切さを学びました。まだ医学的知識を持たない早い時期に、実際の医療現場での実習に臨んだ経験は貴重であり、自分の目で見ることでしか知り得ない学びと意識の変化があったことを実感しています。24 国際的なコミュニケーションの場面に対応できる医師・医学研究者・医療従事者となるために、国際社会及び異文化に関する幅広い見識を身につけ、多様な状況に即した実践的な言語技能の修得を目指します。1年生から4年生までReading、Writing、Listening、Speakingのそれぞれの実践的技能を訓練しながら、総合的な英語運用能力を高められるようカリキュラムを編成しています。 授業は主として英語で行われ、レベル分けテストをもとに1クラス15〜30名前後のクラスで実施されます。特にListening/Speakingのための授業は、約15名の少人数クラスで行われ、学生間で活発に発言がなされる機会となっています。他にも、英語でのアカデミック・ライティングやプレゼンテーション技術、語源を視野に入れた医学用語、英語で研究論文の執筆方法、等を学ぶ授業を開講しています。また、継続的なリーディング指導や、医師と患者間の医療面接に関わる実践的な英語指導なども行います。 医師には生涯にわたり医学の進歩に関心を持ち、最新の知識と技術を修得する努力が求められます。そのためには、卒業後は自分自身で問題解決を行い、学習を継続する能力が必要です。3年次に行われる「科学的探究」では、基礎科学・基礎医学・臨床医学の研究室や、連携大学の理工学系研究室に配属され、8週間(旧カリキュラムでは3週間)にわたって実際の研究に携わります。これにより、未解決の課題を論理的、批判的思考をもって解決する能力を養います。 また研究を通じて、生命現象や病態を理論的に考察する態度を身につけ、医学研究への意欲を高め、国際レベルで活躍し、将来の日本医科大学を担うような人材を育成します。外国語教育医学基盤プログラム(医学統合プログラム1)STUDENTS VOICEPOINT能動的に学ぶ姿勢を身につける科学的探究CURRICULUM少人数クラスの授業で実践的な技能を修得POINT縦断型プログラム主要科目紹介 医学生、さらに医師になってからも、医学を学ぶ上で、能動的に学び続ける姿勢が必要です。医学基盤プログラムは縦断型プログラムの根幹となるものですが、そのなかの「医学統合プログラム1」では、そのような姿勢を最初に学ぶ機会となります。 この科目では、小グループでのチュートリアル形式で、学生自らが学修すべき項目を抽出し、それらを自ら調査・理解し、さらにグループ内で討論しながら知識を獲得する「問題基盤型学習」による学び方をしっかりと身につけます。通常の講義とは違い、自ら計画して調べ、知識を得る学修法を通して、より深い理解が得られることを体得してもらいます。早期に臨床現場を経験して、意識の変化を実感しました医学部 医学科2年 船戸萌衣メッセージ動画HPで公開中!少人数クラスの授業で、国際的なコミュニケーションに対応できる実践的英語力を身につける01
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