Curriculum Highlights of NIPPON MEDICAL SCHOOL日本医科大学は2023年に、文部科学省の「数理・データサイエンス・AI教育プログラム認定制度」で、特に先導的で独自の工夫・特色を有するプログラムを選定する「リテラシーレベルプラス」に選ばれました。私立の医科大学では、唯一の選定です。 人工知能の最新技術である深層学習(deeplearning)を使った画像認識や画像(動画)生成、車やドローンなどの完全な自動運転、将棋や囲碁などプロを打ち負かすプログラムの開発などに代表されるように、人工知能に関するニュースを見聞きしない日はありません。こうした状況下で企業はもちろんのこと、大学や研究機関でも人工知能をどのように有効活用すべきかが重要な課題となっています。「医療情報科学・データサイエンス」、「人工知能概論」では医学や医療とのつながりを重視した、人工知能に関する入門的な授業を行います。生成AIのような最新のAI技術について概観してから、データ駆動の思考法、データの種類、データの表示法やPythonによるプログラミングの基礎などについて学び、医学的なデータからどのように情報を引き出すかということに関する実習を行います。本学のAI教育の特色として、臨床医による医療現場でのAI活用例についても具体的に学ぶことができます。12 現代社会では、情報通信技術の進化により、多種多様で膨大なデータが日々収集され、蓄積されています。このビッグデータを分析・活用することで、さまざまな分野において新たな付加価値を引き出そうとする手法がデータサイエンスです。医療の分野においても、データサイエンスやAI(人工知能)に関する知識や技能は、今や欠かすことのできないものとなっています。 本学では「数理・データサイエンス・AI教育センター」を設置し、データサイエンスやAIに関する教育を積極的に推進しています。統計学やコンピューターの基礎知識といった基礎的な授業に加え、AI、Pythonによるプログラミング、臨床医による医療現場でのAI活用などに関する授業を提供し、AIをより具体的に医学・医療へ活用するためには何が必要かを学ぶことができます。数理・データサイエンス・AIは、正確で個別化された診療、効率的な医療サービス、研究、予防医学に必須のリテラシー。これから医師として活躍するために必須のリテラシーが充実した実践的なカリキュラムで学びます。数理・データサイエンス・AI教育センターセンター長藤﨑弘士scene数理・データサイエンス・AI教育センターが将来の研究やAI活用に必要なスキルを提供数理・データサイエンス・AIの活用は、これからの医師に不可欠な能力になる新テクノロジー時代の医学部教育個性派の学びでリテラシーのプラスレベルを身につける
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