電子カルテ診療現場データのコピー参照カルテ学生教育環境学生用電子カルテ教育用専用端末指導医学生参照・更新アンドロイドが内蔵センサーによって、学生とのアイコンタクトや声のトーンなどの良し悪しを客観的に評価します。 病院の電子カルテシステムに学生がアクセスすることは、医療安全上のリスクが高いため、通常は避けられます。しかし、カルテの記載は臨床実習において必須の項目であり、学生が診療の流れを理解し、自身の学習に活かすためには重要なプロセスです。そこで、メインの電子カルテとは別に、学生専用の電子カルテを導入しています。これにより、学生は自由に診療録を記載することができます。学生やスマートフォンやタブレットから簡単に臨床経験を記録できます。11 本学が東京理科大学と共同で開発したアンドロイド型模擬患者「SAYA」を模擬面接の能力向上に活用しています。非常にリアルに顔で喜怒哀楽を表現できるのが特徴で、内蔵センサーによって、医師役の学生とのアイコンタクトや声のトーンなどの善し悪しを客観的に評価します。AIを搭載している「SAYA」は、医学生のコミュニケーション能力や問題解決能力、専門知識などの力を向上させるために、市民ボランティアの模擬患者の方々と並んで、4年次に行われるPre-CCOSCEに向けたトレーニングに貴重な機会を与えてくれる存在です。参照・評価 CC-EPOC(ClinicalClerkshipE-POrtfolioofClinicaltraining)をクリニカル・クラークシップの評価をオンラインで記録するツールとして活用しています。学生はクリニカル・クラークシップの評価を効率的に行うことが可能となり、次に何を学ぶべきか目標を明確にすることができます。また、教員は、学生のそれまでの経験症例や基本的臨床手技の到達度を容易に把握できるようになることから、学生の技能レベルに応じた課題を与えたり、適切な指導を実施しやすく、誰もが偏りのない学修をすることができます。東京理科大学と共同開発したアンドロイドが模擬面接のアイコンタクトや顔の角度まで測定・点数化付属4病院に学生用電子カルテを整備学生がカルテ上で処方の入力まで可能CC-EPOCにより、症例を網羅的に経験“By chance”ではない質の高い臨床実習を全員に
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